20220319_藤本知臣先生、越智元太先生が筑波大学でのフォーラムで講演しました。

藤本知臣先生、越智元太先生が筑波大学体育系ヒューマン・ハイ・パフォーマンス先端研究センター (ARIHHP) の実施した公募型研究プロジェクトにおいて採択され、プロジェクト成果について講演しました。両先生のプロジェクトはさらに検証を重ね、論文としての成果報告を目指しています。
発表に関する抄録は以下の通りです。
藤本知臣
ヒトの寒冷暴露時の皮膚血管収縮反応の新規メカニズムの解明-温度感受性 TRPM8 チャネルの役割-
近年、ノーベル賞の受賞で脚光を浴びている温度感受性TRP チャネルがヒトの体温調節反応に関連している可能性が示唆されている。本研究では、寒冷曝露時の体温調節反応として非常に重要なヒトの皮膚血管収縮反応における TRPM8 の役割について検討した。
越智元太
疲労困憊に至る漸増負荷運動は認知疲労を引き起こすか?
運動時に経験される、注意・集中が削がれるといった認知疲労に着目し、そのメカニズムについて検討してきた。本講演では、一般的な疲労困憊運動モデルである漸増負荷運動が実行機能に与える影響について紹介し、認知疲労が起こる運動条件について考察したい。