藤本講師らの論文がInternational Journal of Sports Physiology and Performanceに掲載されました!

左. 熊崎 昌 講師, 右. 藤本 知臣 講師
 
本学健康スポーツ学科の熊崎 昌 講師と本Lab. 藤本 知臣 講師が共同筆頭著者として行なった研究『Longitudinal Development of Physical Characteristics and Function in Japanese Junior Rugby Union Players (日本のジュニアラグビー選手における身体組成と機能の縦断的成長)』が国際誌International Journal of Sports Physiology and Performanceに掲載されました!
 
本研究では北信越地域に所属する高校ラグビー選手83名を対象に、高校入学から卒業までの3年間を通して体格指標 (身長、体重、脂肪量、除脂肪量)、筋力指標 (ベンチプレス、速性膝関節屈曲伸展筋力など)、スプリントパフォーマンス指標 (50mスプリントタイム、ジャンプ) を測定し、その成長過程を縦断的に調査しました。その結果、世界におけるラグビー強豪国と比較すると、日本のジュニア世代のラグビー選手は身体の大きさだけでなく、下肢筋力とスプリントパフォーマンスの成長が見られないことが明らかとなりました。日本のジュニア世代のラグビー選手を対象とした縦断研究である本研究の知見は、ジュニア世代のトレーニングやタレント発掘など、今後の日本ラグビーの発展を考える上で重要になると考えられます。
 
掲載論文
【題名】
Longitudinal Development of Physical Characteristics and Function in Japanese Junior Rugby Union Players
(日本のジュニアラグビー選手における身体組成と機能の縦断的成長)
【著者名】
Akira Kumazaki*, Tomomi Fujimoto*, Yuiko Matsuura *共同筆頭
【掲載雑誌】
Int J Sports Physiol Perform. 2023 Jul 27:1-9.
doi: 10.1123/ijspp.2023-0114